アクション
絵、綺麗だったね。でも、内容が内容だけに、バリバリのアクションってのはなかったね。まあ十分すぎるくらい動いてはいたけども。冒頭の野ノ子の走るシーンとか、天狗虫との戦いとか、野ノ子の風呂シーンとか。でも他の藤巻さん監督作品と比べるとやっぱりまだいまひとつかな。もしかしたら、けっこう動いてた虫がCGだったのも大きいかもしれない。CGはどうもインパクトに欠ける。
アクションは後半に期待です。
いわゆる歯医者じゃない
改めてストーリーの感想です。世界観が独特だね。まず、龍の歯の中には人の魂が流れてるって聞いた時点でファッってなった。魂、命、死。そこらへんの言葉がたくさん出てきたし、この話のテーマは死生観とかになるのかね。
主人公の野ノ子を含め、10数人くらいが龍の歯医者として、龍の歯の掃除をする話。歯の掃除といっても、食べかすを取るわけじゃなくて、歯についたいろんな「虫」を取り除くみたい。その虫も、人の気持ちが宿ってるらしくて、いわゆる虫歯菌とはまた違った存在。あの虫気持ち悪い。
また歯自体も、普通じゃないです。龍の歯には死んだ人の魂が流れてるらしい。歯が砕かれれば黒いドロドロがあふれてきます。あのドロドロが人の魂のかたまりなんだろう。あと歯からは色んなものが出てきてる。たまに死んだ人が歯から出てくることもあって、ベルはそのひとりなんだとさ。
にしても、未練のある死に方して転生とか言われると、どうも灰羽連盟を連想してまう。
歯医者になるには
歯医者になるヤツは自分の死の瞬間が分かっているらしい。というよりは、龍の歯に触れて自分の死の瞬間を見せられて、それを受け入れられたヤツだけが、歯医者になってるってのが正しいのかな。ちなみに受け入れられないと歯の一部になります。
そのわりに、柴名は死の運命に抗おうとしてたわけだから、みんながみんな死を受け入れる儀式を通過してるわけじゃないのかも。
なぞもまだまだ
「兵隊」と呼ばれる人らがいるみたいですが、こいつらはまだまだ謎に包まれています。あと地上がまだよくわかんないです。地上じゃ普通に近代兵器使ってるんで、けっこう文化は進んでるんだろうな。
前編のおわりには、地上のおっちゃんがなにらやたくらんでるような様子を見せてました。後編でどうなるのか期待です。
おまけ
監督一緒ってのもあってか、見せ方に「フリクリ」っぽさを感じたね。管理人がフリクリ好きだからそう見えるだけかもしれないが。歯医者が武器を振りかぶるときの動き方が、ハル子がギター振る動きに見えた(空中で、背中を見せるくらい後ろにひいて、そこから一気に振り抜くあのかんじ)。さらに言うと、野ノ子のアップがマミ美のアップに似てた、気がする。
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